12月になりクリスマスが近くなってくると英国の文豪チャールズ・ディケンズの『クリスマスキャロル』を思い出す。スクルージュという主人公が難しやで、誰ともなじめずいつも怒ってばかり。それが周りの人のやさしさに包まれて、どんどん彼の本来に持つ心根のやさしさが現れ出すお話し。
2022年公開された『オットーという男』(The man called Otto)という映画は日本では今年の3月に後悔されたそうだが、遅ればせながら観ることが出来た。
あらすじを確かめなかったが、映画のポスターのトムハンクスの表情をみて、これはスクルージュだと思った!!そして、直感通り『クリスマスキャロル』の現代版だとしか言えない重なり方。1843年12月19日に出版された『クリスマスキャロル』から180年後に生まれ変わった映画が『オットーという男』と言ってもいいくらい。
便利になった世の中だけれども、いつも人を救うのは人と人とのつながりや思いやり。とても大切な事を教えてくれる映画。
もしまだご覧になっていなかったら、ご家族でみて欲しいです。
最後に、
スクルージュの口癖は、バハンバッ!(全くもう!)
オットーの口癖は、Idiot!(バカヤロウ!)
一生をどう生きるかという深い想いにもなる映画。是非!!